VIRA JAPAN NO76 Hammond Organ Commodore 328J3
今回ご紹介するのは【Hammond Organ Commodore Model.328J3】
修理をするかどうか悩まれていたお客様から
引取させて頂いた物です。
本当は手放したくはなかったのですが、
引っ越しを予定されており
泣く泣く手放す事になりました。
しかし、下見に行った時には電源は入るが音が出ない。
そこでお引き取り後まずは修理
一番怪しい所を調べます。
それは内部電源を作る為の回路のコンデンサー
これがとぶと電源は入っても、ウンともスンとも言わなくなってしまう。
そして、案の定コンデンサーが1個とんでいました。
念の為すべてのコンデンサーを交換
こちらが故障の原因となったコンデンサー
コンデンサーは電子部品の中でも故障率の高い部品です。
1個駄目になると言う事は、他もいずれ故障する可能性が高いので
全部交換する事にいたしました。
また、上鍵盤の最低音の鍵盤が剥がれていたので、
こちらも修理します。
鍵盤ユニットを取り外して、
裏側からビス止めします。
このビスは2.7mmの物を使います。
之より細いとネジが効かず、
太いと鍵盤本体を傷めてしまいます。
無事に鍵盤も取りつきました。
次に、ドローバーの動きが渋いので
分解してシリコンオイルを塗布していきます。
すべてのドローバーがスムーズに動くように
一つ一つ塗り込んで行きます。
こうする事で演奏中のドローバーの操作が
格段にスムーズになります。
これをやらなくても音は出ますが、
アナログ楽器の調整にはこういった細かい作業が大切になり
演奏家のストレスが大きく変わります。
プロの演奏家の中には、
このドローバーの動きが重要で
動作抵抗の重さを注文される方もおります。
最後にペダルのスイッチ調整
これも割と不具合の出る所ですが
今回の機種はとても良好でした。
この他レスリースピーカーの分解調整、各部動作チェックを行い
無事にメンテナンス作業が完了
どなたか、このコモドールを使って下さい。
お問合せはフリーダイヤル
0120-045-845
VIRAって何? → Vintage Instruments Restoration Activity
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http://ramurinrindori.at.webry.info/201209/article_18.html

社長
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